総合職と一般職のちがいは〇〇です。現役の総合職社員がわかりやすく説明します。

総合職と一般職のちがいは〇〇です。

こんにちは、ひろしです。
今回は企業の「総合職」と「一般職」のちがいをわかりやすく説明します。

筆者は一般職として企業就職しその後社内の総合職登用試験を経て総合職になりました。

それぞれの役職のちがいに加えて、どういった役割が求められるのかを説明します。

この記事はこんな方にオススメの記事です。
総合職と一般職のちがいが知りたい方と今後総合職を目指している方向け

この記事を読んでわかること

「総合職」と「一般職」のちがいがわかります。

目次

1.「課長」候補であるかどうか

総合職と一般職の違いは「課長」候補であるかそうでないかです。

課長
⏩総合職は「課長」候補(会社によってはマネージャ、センター長、室長など)
一般的に総合職は課長または課長候補となる企業が多いです。

ここでポイントなのはまだ「課長」でない社員も総合職になることはできます。

この場合は将来の「課長候補」として会社に認定(多くの場合は総合職登用試験で判断される)してもらう必要があります。

ではここから総合職と一般職の違いをそれぞれ見ていきます😊

2.総合職と一般職のちがい

総合職一般職
役職課長以上担当者以上
給与年棒制月給制
立場経営者側労働者側
残業代出ない出る

2-1.役職

総合職:課長以上
一般職:担当者〜主任
総合職は課長以上、一般職は担当者といった位置付けが一般的です。

課長とは「そのグループの責任者」と、経営者側の立場で会社に所属するかたちとなります。

2-2.立場

⏩総合職:経営者側の立場
⏩一般職:労働者側の立場
総合職は経営者側の立場で業務に従事します。
例えば総合職の社員は会社と労働者が労働基準法を締結する際の「労働者代表」になることができません。

理由は総合職の社員は労働者ではなく、経営者(使用者)側の立場であるためです。
 
この場合、総合職社員は経営者(使用者)側として労働者代表と労使協定を締結する側に位置されることになります。

2-3.給与

⏩総合職:年棒制
⏩一般職:月収制

総合職は年棒制で一般職は月収制であるケースが多いです。

例)総合職年収700万であれば月給40万円×12ヶ月、賞与夏80万円、冬140万円

例)一般職月給30万円×12ヶ月、賞与夏30万円、冬60万円(計450万円)

総合職は休日出勤や残業手当などの諸手当出ないケースが多いです。
一方、一般職は諸手当は月収に追加でプラスされるケースが多いです。

2-4.残業代

総合職:残業代は出ないケースが多い
一般職:残業代は出る
総合職は残業代が出ないケースが多いです。
理由は総合職=管理監督者としている企業が多いためです。
管理監督者は労働基準法第41条2号で「会社側で深夜の割増賃金以外の残業代を必要ない立場」と定められています。

3.求められる役割

転勤
総合職一般職
転勤ありなし(例外あり)
職務変更あり変更なし(例外あり)

3-1.転勤

総合職は全国転勤ありで一般職は全国転勤なしである企業が多いです。

ただし、例外として一般職でも転勤ありとしている企業もあります。

総合職が転勤ありの理由は、総合職は全国の営業所で職務を問わず総合的に能力発揮することが求められているためです。

また色々な営業所や部署を経験することで次期役職(課長や部長)への能力開発が期待されるという側面もあります。

自社の全国各部署の運営状況を把握し会社全体の利益向上や改革を推進することが総合職社員の役割といえます。

3-2.職務

総合職は職務変更ありで一般職は変更なしである企業が多いです。

総合職:会社の業務に総合的に従事
一般職:限定した職務で雇用契約

ただし、原則として一般職は職務変更なしですが、会社と社員との話し合いの結果職務変更を行う企業は多くあります。

4.総合職になるためには

次に総合職登用について解説します。

総合職になる方法は主にふたつあります。
一つは新卒採用されることです。

そしてもう一つは中途採用で入社したのち、社内の総合職登用試験を受験し合格するという方法です。

ここで総合職登用試験について解説します。

4-1.総合職登用試験の時期

9月〜11月頃に行われるケースが多いです。

理由は日本の企業は1月〜12月を通期とするケースが多く、9月〜11月の試験に合格して来年度の1月から総合職になるというケースが多いためです。

総合職登用試験は①エントリーシート作成②試験③面接の3点が用意されているケースが多いです。

4-1.エントリーシート

エントリーシートは自身で作成するケースと上長や推薦者が作成するケースの2パターンがあります。

会社の指定フォーマットを使用するケースがほとんどなので、指定に従って作成しましょう。

コツは字が多くなりすぎないようにすることです。

あの実績やこんなアピールも、、、と書き進めるうちに指定フォーマットをはみ出しそうになることもありますがそれはNGです。

エントリーシートを見る人事部の担当者は「定められた書式の範囲でうまくまとめる」能力も見ています。

ちなみに筆者の場合は自身で作成したのち、上長に添削してもらいました。

上長は会社状況や経営の考え方を把握しているケースが多いため一度見てもらうことをオススメします。

4-2.試験

総合職登用試験で論文テストなどの試験を行う企業があります。

この場合は一般教養や考え方を判定されるケースが多くを占めます。

コツは「結論→論拠→まとめと自身の考え」の順に文章が論理的につながるように書くことです。

4-3.面接

⏩総合職になって何ができるか・何がしたいかを伝える
⏩会社の事業計画を把握しておく
総合職登用できるかは役員面接で判断されます。
コツは総合職になって「何ができるか」「何がしたいか」を伝えることです。

また会社の事業計画を把握しておくことがポイントです。
自身が今後したいことと事業計画内容を結びつけることが高評価につながります。
❌ 総合職になって部署を引っ張っていきたい、、、
🟡 総合職になって顧客データ連携ツールを開発して事業計画の販売数◯◯アップを達成する

抽象的ではなく具体的にやりたいことを伝えましょう。
なお、これまで行ってきた仕事の内容はあまり話さなくていいです。

面接官となる部長や社長は過去のことに興味を持ちません。
重要なのは未来であるため過去の実績は聞かれた時に答えるぐらいでO Kです。

5.まとめ

総合職は課長または課長候補
経営者側の立場
登用面接では総合職で何がしたいかを伝える

いかがでしたでしょうか。
総合職は仕事の幅が増え、また会社の経営にも携わる機会が増えるため会社員を続けるのであればぜひチャレンジすることをオススメします。

今後も有益な情報を記事にしてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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